ストアハウスカンパニーとは

 ストアハウスカンパニーは1994年に、劇作・演出家の木村真悟が設立。以来既存の演劇の形式にとらわれず、現代演劇の新しい形式を模索し続けています。

 1998年以降発表してきた『箱―Boxes―』『WANDERERS』『縄』『Territory』『Remains』『Ceremony』等の作品は、俳優が台詞によって物語を構築し、その物語の登場人物を演じるのではなく、俳優の身体と舞台装置との絶え間ない「運動」によって舞台空間そのものを創り出しています。舞台装置は、俳優によって動きを変え形を変え、うごめき、舞台空間そのものも変容し続けます。俳優は舞台に生まれた「意味」や「物語」に安住することなく、そこに刻まれた「意味」や「物語」を曝け出すために、さらなる「運動」を続けます。

 1999年の韓国・水原華城国際演劇祭招聘を皮切りに、韓国・ソウル、ロシア・モスクワ、サンクトペテルブルク公演、カイロ国際実験演劇祭招聘、インドネシア3都市公演、ロシア5都市公演、上海公演等、公演活動の場を海外にも拡げ、それぞれ大きな反響を呼びました。

 その後、年2回の東京公演の他、海外での活動を継続しています。

 最近は、上野ストアハウスを拠点に、ストアハウスコレクションでの公演活動を継続しています。

 2017年は2月~3月にストアハウスコレクション・アジア週間に、タイ・インドネシア・日本の共同プロジェクトや台湾のグループと共に参加。
 7月末~8月には韓国公演が決まっています。

木村真悟プロフィール

1957年青森県生れ。
1984年12月、劇団七転舎の主宰として、東京都にスタジオをオープン。
1994年8月、劇団七転舎を解散。
小劇場・江古田ストアハウスを開設。
シアターグループ・ストアハウスカンパニーを設立。
その後、劇場の運営、ストアハウスカンパニーの公演活動を脚本家・演出家として継続。

1999年より2006年まで、フィジカルシアターフェスティバルを、実行委員長として開催。

2011年6月、小劇場・上野ストアハウスを開設。
2013年より海外劇団を招いての演劇祭”ストアハウスコレクション”を開催、継続中。

日本演出者協会会員

【代表作】
『箱』『縄』『Territory』『Remains』『Ceremony』 等

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